ぴゅう太Jr. (TP2001)
ぴゅう太Jr.のスペック
CPU | TMS9995 10.738MHz |
VDP | TMS9918 |
PSG | SN76489 |
ROM | 16KB |
RAM | なし(CPU内に256B) |
V-RAM | 16KB |
ぴゅう太の機能のうち、お絵描きとゲーム用にローコスト化
カートリッジ端子の変更、I/Oポートが変更されていたりします。
特にキースキャンがシリアルからパラレルに変更
またソフトによっては(スクランブル)では文字化けが起こったりします
原因はBIOSのスコア表示を使用しなかった為に起こる現象です
なお今回解析した基板にはPUUTA JR Bとなっているので
別ロットもあると思われます
尚、製造番号はZURY 012502
(注)TI社のチップはMSBとLSBが通常と逆になっています。(ROMの部分ではアドレス、データバスの並びが逆なのはその為です
CPU
CPUはTI社のTMS9995を使用クロックは10.738MHz
このクロックはVDPと共用で使われています
システムROM CRC:2ca37e62
128KBit マスクROMです
27ピンをN.Cにしていますが実際は1にしないとROMの内容が読めません
BIOSを吸い出す時には1、28、27ピンを1にして通常のROMと同じ方法で吸い出しが出来ます
I/Oデコーダ、キー周辺
I/Oポートのデコードです
本体キー
本体にあるキーです
J2-1(セレクト)が>EA00
J2-2(セレクト)が>EC00
J2-3がD0
J2-4がD1
J2-5がD2
J2-6がD3
J2-7がD4
J2-8がD5
PSG
SN76489を使用、クロックは3.759MHzでVDPから出力されるCPUCLKからきています
VDP
TMS9918を使用、CPUCLK端子はPSGのクロックに使用しています
コネクタ
J−1はカートリッジ端子(偶数が前)です
端子名はとりあえず、つけてみただけです
ジョイパッド TP1102
パッドはぴゅう太と同じです
J3-1がコントローラ1選択
J3-2がコントローラ2選択
J3-8がD0
J3-7がD1
J3-6がD2
J3-5がD3
J3-4がD4
J3-3がD5
256kBitROM(ベースボール)
また通常のゲームカートリッジの/CSは使用せず
アドレスでアクセスするようにしており、A0とA1なので
A0=0、A1=0:>0000〜>3FFF (/CS=1)
A0=0、A1=1:>4000〜>7FFF (/CS=0)
A0=1、A1=0:>8000〜>BFFF (/CS=0)
A0=1、A1=1:>C000〜>FFFF (/CS=1)
と、>4000〜>BFFFに割り当てるようになっています
また通常のROMカセットと違う方法で吸い出しをしないといけません
J1−6pはカートリッジ内のROM>4000〜>BFFFが
使用されるときにJ1−6p=1になりますが
ぴゅう太Jr.では出力端子なので関係ありません
ぴゅう太+アダプタ/mkII/Tutor用で内蔵ROMの禁止に使用されます
メモリマップ
>0000〜>3FFF:メモリ システム
>4000〜>7FFF:メモリ ROMカートリッジ領域(拡張)
>8000〜>BFFF:メモリ ROMカートリッジ領域(通常)
>E000 :I/O VDP データ
>E002 :I/O VDP レジスタ
>E200 :I/O SN76489
>E400 :/CS GROM1
>E600 :不明 拡張用 J-1 6p(負、出力)
>E800 :1P PAD J3-1 RIGHT,UP,LEFT,DOWN,SR,SL,-,-
>EA00 :本体キー J2-1 2,1,MONITOR,MODE,PALLET,ENTER,-,-
>EC00 :本体キー J2-2 RIGHT,DOWN,UP,LEFT,COLOR SELECT>,COLOR SELECT <,-,-
>EE00 :2P PAD J3-2 RIGHT,UP,LEFT,DOWN,SR,SL,-,-
>F000〜>F0FB:CPU INTERNAL RAM
>FFFA〜>FFFB:CPU INTERNAL DECREMENTER
>FFFC〜>FFFF:CPU NMIベクトル
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