ファミリーコンピューター ROMカセット マッパー0
PRG 最大 32KB ミラーを利用したマッピングあり
CHR 最大 8KB
回路図はPRG16KB+CHR8KB
バンクする必要の無いROMカートリッジで特別な回路はありません。
ただし/ROMSELは$8000からなので$8000〜$BFFFにPRG ROMが置かれます。
$C000〜$FFFFには$8000〜$BFFFのミラーイメージとなります。
実際にはミラーの$C000〜$FFFFを使用します。
CHR部分はCGデータ最大の8KBをそのまま配置するようになっています。
/VRAMCSと/PA13がショートになっていますので
PA13=1になると/PA13=0になり/VRAMCS=0となり本体内のVRAMが選択されます。
PA13=1という事はVRAMアドレスが$2000〜$3FFFをアクセスしている事になります。
CHR ROMの/CSはPA13に繫がっているので
PA13=0という事はVRAMアドレスが$0000〜$1FFFをアクセスしている事になります。
スクロールの選択のV(垂直)とH(水平)が本体内のVRAMA10と繫がるようになっていてカセットによって
ショートでスクロール画面を選択します。
このショートは本体内のVRAMをアクセスしたときに
HならPA10(VRAM$2400)をVRAM−B
VならPA11(VRAM$2800)をVRAM−Bに置くようになります。
VとHのショートをしていない場合は$2000〜$23FFのVRAM−Aしか使用できません。(他の画面はミラーになる)
アイレムのLED付きタイプの回路図です
マッパー0(PRG ROM 16KB)のプロテクト
ミラーを利用したプロテクトが存在します(フォーメーションZ)
$8000〜$BFFF(ミラー部分)と$C000〜$FFFFが存在します
ダビング機のプログラムPROM部分やRAMカートリッジは
32Kバイトが普通なのですが
$C000〜$FFFFだけをコピーして動かすと
空き領域にアクセスされると誤動作が起こすようになります
$8000〜$BFFFにも同じデータを書き込むか
ミラーリングを起こすように切り替えスィッチ等を設ければ済むので
プロテクトとしてはかなり弱い方になります
PRG ROMが32KBの場合は関係ありません
メモリマップ
PRG ROMが32KBの場合ROM A、ROM B部分がプログラムになります。
PRG ROMが16KBの場青ROM Bがプログラム部分になり
ROM Aがミラーになりますが実際に使用されるのは
ROM Aになります。(AとBのプログラムを飛ぶタイプもあります)
PRG ROMが8KBの場合(ギャラクシアン)も16KBのROMと同様にミラーになります
PPUのBG1とBG2はスクロールの選択がカセット内のショートで決まり固定されています
Hなら$2400〜$27FFのBG1
Vなら$2800〜$2BFFのBG2
Home へ戻る